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映画キャストオーディションの極意~受ける方法・準備・現場でのポイント~

映画に出演するためには、オーディションを突破しなければなりません。
オーディションは内情が見えにくいため、対策に難しさを感じてしまいますよね。

大前提として、オーディションに「正解」はありません。
どんなオーディションであっても「これをやれば合格できる」というものはないのです。
絶対受かる条件も、秘密の攻略法も存在しません。

とはいえ、オーディションに向けて個々で取り組めることはあります。
その取り組みの一例として、この記事では
・オーディションを受ける方法
・オーディションのポイント(準備編と現場編)
を紹介しています。

今回は、様々な種類があるオーディションの中でも「映画キャストオーディション」にフォーカスしています。
映画キャストを目指す方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

 

1.スタートラインに立つ!オーディションを受ける方法

映画キャストオーディションを受ける方法は、大きく2つあります。

[1]一般公募
SNSやネット、雑誌などで広く公募されるものです。
経験を問わず、フリーの役者やこれから芸能界を知りたい人でも応募することが可能です。

[2]紹介
芸能事務所に所属し、事務所からオーディション情報を受けてチャレンジする方法です。
映画キャストをはじめ、様々なオーディションの募集も多数あり、個人では得ることが難しい情報も数多く入ります。

上記2つは、オーディションを受ける方法としては一般的です。
ただし今の時代、SNSやネットの急速な普及で、一般公募と事務所の境目は徐々になくなってきている部分もあるかもしれません。

オーディション自体に正解がないように、受ける方法もこの2つだけとは限らないのです。

可能性として、過去に受けたオーディションの審査員から別のオーディション情報を教えてもらえたり、映画出演経験のある俳優仲間から声をかけられたりすることも0ではありません。

大切なのは、方法に固執せず、広い視野であらゆる可能性を考え、常にアンテナを張り続けることです。
いつどんなときでもチャンスを掴むために準備しておくことこそが、本当の意味で「スタートラインに立つ」といえるのではないかと思います。

 

2.理解を深めよ 映画キャストオーディションのポイント【準備編】

映画キャストオーディションに向けて、おすすめの対策は4つあります。
[1]監督の過去の作品は全て鑑賞する
[2]第三者と模擬オーディションをする
[3]活動履歴を増やす
[4]役柄に沿った準備

審査員がオーディションで見るのは、演技力だけではなく、役者と脚本(制作サイド)とのフィーリングです。
オーディションには正解がないからこそ、審査員の求めるものは何かを考え、どんな場面でも100%求められている力・実力を出し切れる対策が重要といえます。

[1]監督の過去の作品は全て鑑賞する
審査員は応募者が作品の世界観をどれくらい理解しているかに着目しています。
役者の理解度を測る手段として、「役になりきって雑談をしてみて」という課題が出ることもあります。
しかし、オーディションによっては作品の題名だけなど、事前に知れる情報が限られる場合は多いです。
そのため、対策としては監督の過去の作品を何度も鑑賞し、まるで自身の体験談かのように話せるほどセリフやシーンを覚えることをおすすめします。
過去作品を自分に落とし込むことは、作品の世界観の理解を深める助けになるでしょう。

[2]第三者と模擬オーディションをする
オーディションでは、緊張の中でどれだけ自分を出せるか、脚本をくみ取りそこにいる人をどれだけ納得されられるかが重要です。
短いオーディションの中で緊張せずに自分を出せる役者は多くありません。
その上、個性のアピールが全てではなく、脚本に合わせたキャラクターで自分を表現することが求められます。
例えば、役者仲間に協力してもらい、模擬オーディションをして、イメージトレーニングに励むことは対策の一つとして効果的です。
適度な緊張を感じながら、脚本に合う役になれているかどうかの客観的な意見を得ることができるでしょう。

[3]活動履歴を増やす
映画出演経験があることは、合格を有利にする大きな強みです。
1回の現場経験は100回のレッスンに勝るほど役者を成長させるためです。
全くの未経験だと、フィーリングを見る以前に書類審査で落とされ、実技審査まで進むことが難しい場合も少なくありません。
まずは、応募可能なオーディションへ積極的に挑戦し、活動履歴を増やすことが必須といえるでしょう。

[4]役柄に沿った準備
もし事前に脚本が渡されている場合、役柄に合わせて身だしなみを整えましょう。
外見から与える印象は非常に重要です。
例えば、フレッシュな新米刑事の役なのに長髪でヒゲを生やしていても合いませんよね。
人は姿形をそんなに変えられないからこそ、脚本をしっかり読み込み、求められる役柄に沿った服装や髪型を意識しましょう。

 

3.相手を意識せよ 映画キャストオーディションのポイント【現場編】

映画キャストオーディションの現場では、とっさに判断し行動に移せる「適応力」がとても重要です。
適応力とは、相手(審査員)が求めていることを瞬発的に理解して、行動に移すことです。
映画キャストのオーディションに関しては、役者と脚本の「合う」「合わない」で合否が大きく左右されます。
周りをよく見て、全体の中で何が必要かを考え行動できる人ほど活躍のチャンスは広がりやすいです。

例えばそれは、監督が手掛けた作品を入念に研究して、自分の中に「答え」を準備していったが監督から「違う」といわれたとき、「こういうこともできます」と即座に切り替えられる瞬発力です。

また、オーディション当日、組んだ相手の演技が上手くなかった場合でも同じです。
「自分はこんなに練習してきたのに」と苛立つのではなく、グループ全体を考え、どんな相手でも引き上げようと動ければ、ゆくゆく映画キャストとして幅広い対応ができるようになるでしょう。

 

4.映画キャストオーディションは一つでも多く受けよう!【募集情報アリ】

この記事では、内情のみえにくい映画キャストオーディションの
・受ける方法
・ポイント(準備編/現場編)
を紹介しました。

エンターテイメントは、実力がものをいう世界です。
厳しいですが、万全の対策をしたとしても、出演が保証されることはありません。
しかし、オーディションは不合格なら終わりではない場合もあります。
例えば「目力があり過ぎて主役とのバランスが悪い」という理由から、その映画では落とされたものの、別の映画で主役となった実例もあります。

また、オーディションには正解がないからこそ、「適応力」があればどんな現場においても強みになります。
広い視野で求められることを即座に理解し行動するには、ある程度場慣れをして緊張しない為の「経験」も必要です。

未経験のフレッシュさで受かるケースももちろんありますが、強張らずにその場を楽しんで、自分らしさを発揮できる能力がある方がオーディションには通りやすいでしょう。

正解がないからこそ、たくさん探求して、一つでも多くの現場を経験することをおすすめします。

なお、キーズスタジオ東京でも、2022年公開映画のキャストオーディションを実施しています。
これまで映画出演未経験の方でも応募可能です。

オーディション情報はこちらで確認いただけますので、興味のある方はぜひご覧ください。
https://kysstudiotokyo.com/movie/

同じように映画出演の夢を持つ方たちと一から映画を作りあげていく経験は、今後の芸能活動にも必ず活きてくるでしょう。
まずはキーズスタジオ東京で、夢への一歩を踏み出してみませんか?

キーズスタジオトーキョー一同、夢を持つあなたとお会いできることを楽しみにしています。

 

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