Column

自主製作映画で見えた、エンターテインメントの明るい兆し

キーズスタジオ東京の自主制作映画「死にたい。でも、死ねない」が、上映会を終えました。
このご時世での制作・上映でしたが、結果としておかげさまでたくさんの観客の方に映画をご覧いただくことができました。
この映画に情熱をかけた役者・制作チームの想いがカタチとなり、ご覧いただいた方と共有できた感慨深い機会でした。

上映会を振り返り、この作品を今後より良いエンターテインメントとしてどう広げていくか、また新たなエンターテイナーの活躍の場をつくる次回作の準備について、お話しできる限りの【未来】を語ります。

1.上映会で見えた明るい兆し

去る9月22日、キーズスタジオ東京の自主制作映画「死にたい。でも、死ねない」の上映会を行いました。
おかげさまで、率直に「上映会をして良かった」と成功を感じています。

当日は、キャンセル待ちが出る程、予想以上の多くの方にお越しいただき、コロナ禍による制限もある中で、おおよそ100人の方に、完成映画を見ていただくことができました。
驚いたことは、出演者のファンや知り合いの方々のみならず、一般の観客の方にも多く足を運んでいただけたことです。
上映会を行ったユーロライブという場所は、昔から興行作品ではないコアな映画も上映してきた映画館です。
他の作品を見に来ていた映画ファンの方にも、興味を持ってもらえたのではないかと考えています。
映画を観終えて帰る際のみなさんの表情を観て、改めて【作品とは、観る方々に育てられるもの】ということをひしひしと感じることができました。
深いテーマの作品なので、内容への意見にはもちろん賛否両論があります。
しかし、賛否両論あるということ自体がエンターテインメントのあるべき姿であり、「正解はなく、観る人それぞれに考えてもらえる作品」にできた結果だと考えています。

初めて出演した映画が完成し、上映されている場面を目の当たりにした出演者たちの反応にも、感じるものがありました。
作品づくりから上映までを通して、自信がついた役者もいれば、反省点を振り返りモチベーションに繋げた役者もいます。
演じる側もそれぞれ様々なことを感じるキッカケになり、良い成長の刺激にできたと考えています。

今回の上映会を終えて、よりエンターテインメントを、そしてエンターテイナーを育てるためにも【もっと多くの人に作品を見てもらいたい】という気持ちがより強くなりました。

 

2.制作映画の今後の展開 [1]エンターテインメントを盛り上げるために

キーズスタジオ東京の今後の展望の一つ目は、映画祭への出品です。

自主制作映画「死にたい。でも、死ねない」を、いくつかの映画祭に参加させていくことを計画しています。
今決まっているのは海外の「国際映画祭」への出品です。
やはり、エンターテイナーたるもの「自分が出た作品をもっと知ってもらいたい」と思うものです。
映画祭へ出品することにより、作品をより多くの人に観てもらう機会を増やしたいと考えています。

映画とは、「何かを知ったり楽しんだりのきっかけとなる「手段」になるもの」ですが、一方、映画祭は、賞レースとして、「作品を評価するもの」です。
キーズスタジオ東京は、評価を受けるためではなく、「知ってもらうきっかけを増やす」ために、映画祭への参加を計画しているのです。

例えば、レストランでも「三つ星」と評価されていると聞けば、行きたくなるものです。
行ってみておいしいと思うかどうかの前に、他者からの評価が「行く」というアクションを生むものとわかります。
映画祭に参加し、その評価を知った方々に興味を持ってもらうことにより、映画を見ていただけるきっかけが増え、志の高いエンターテイナーが増えて欲しいと考えています。
そして、この映画が、誰かを救う日が来るきっかけになることを願っています。

 

3.制作映画の今後の展開 [2]より多くの方に観てもらえるように

次に展望として考えていることは
・サブスクリプションサービスのネット配信
・全国の映画館での上映
です。

上記は、詳細まで決まっていませんが、作品をより多くの人に見ていだくための手段として計画しています。
ネット配信は、コロナ禍の影響もあり、映像作品を楽しむ手段のひとつになりました。
映画を制作する側も、作品の広げ方として有効な方法と捉えています。
全国の映画館で上映することは、映画が好きな者ならば、目標にして当然のことでしょう。
先日の上映会での手応えを見て、「夢」ではなく「実現可能な目標」として、具体的な計画を考えています。

現状は、戦略として、いかに映画を広めていくか、様々な方法を模索している段階です。
映画祭に出品するにあたっても、英語字幕をつけて観てもらいやすくする等の準備をしています。
全国上映・配信など手法を広げ、「死にたい。でも、死ねない」という映画を知ってくれた方が、誰でも、作品を観ていただけるようにしていきたいと思います。

 

4.次回映画への期待・オーディションの実施

ここまで「死にたい。でも、死ねない」の上映会の様子から、この先の展望までお話してきました。
実は、次回の映画制作プロジェクトもすでにスタートしています。
作品の主軸は、昔から変わらず「“商品”ではなく“作品”を創る」「知ってもらう・楽しんでもらう」ことです。
前回作品は、人間模様・感情の葛藤・リアルさという“セイ(生・性・所為etc…)”がテーマでした。
一方、次回作品では、がらりとテイストを変え、子どもから大人まで笑って楽しんでもらえる作品を考えています。
内容はまだ詳しくは話せませんが、「エンターテインメントの世界で生きる人たち」にフォーカスした物語です。
いまの段階で伝えられるのは、次回作品のポイントは【ラブ】【コメディ】【アクション】ということです。
観る人に笑いや感動をお届けする「エンターテインメント」を追求した作品にしたいと思います。

次回作品の制作に伴い、新しい入所メンバーのオーディションを随時行っております。
経験は問わず、18歳以上であれば参加可能です。
これから作っていく作品ですので、老若男女様々な役があります。
映画出演に興味のある方も、俳優を目指したいという方も、熱意のある方の応募をお待ちしています。
★オーディションについての詳細は【こちら】

次回作品の詳しい情報は、これからどんどん公開できる内容が増えていきます。
Instagramで随時更新していきますので、ぜひチェックしてみてください。
★Instagramは【こちら】

今回の自主制作映画を通じて、映画というもののパワーを改めて感じました。
私自身、映画に救われた経験があり、この世界で活動していく意義を感じて今に至ります。
そういった同志と良い作品を創り、また良い作品創りのできる俳優を増やすことで、エンターテインメントで観る人の心を動かす機会を創っていくことが、キーズスタジオ東京の未来のビジョンです。

ご興味のある方は、キーズスタジオ東京へ飛び込んできてください!
⇒キーズスタジオ東京へのお問い合わせは【こちら】

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